信号待ちしてると婆さんが声をかけてきた。
夜に「こむらがえり」をするので、予防で散歩をしているの。
みたいなことを言ってた気がする。
まさか俺に声をかけているとは思わなかった。
信号が青に変わり、自転車を走らせたところで振り向き、
そこで俺に話しかけていたと気づいたのだ。
無論、知人ではない。
最近こんな老人が増えた。
昨日の買い物でも、俺の周りをウロウロしている爺さんがいた。
買い物袋も持っていないし、
家族が一緒にいる様子もない。
ただ同じところをウロウロしているので気味が悪かった。
試しに後を追ってみると、買い物もせずに外へ出てまたウロウロしだした。
どうも挙動が不審だ。
この寒いのにサンダルなんか履いているし、
万引きでもしにきたのだろうか?
田舎の人は話好きなかたが多いので、
こちらのプライベートなどお構いなしにやってくる。
普通は仕事をしているのでメシドキにしか家人は居ない。
つまり、メシドキにやってくる。
しかも、ボケている老人だと何度も何度も同じ話をする。
こちらは何度も同じ話を聞かされ、
メシの時間が遅くなるはめになる。
少なくとも、うちの近所では勝手が違うようになったようだ。
メシドキに来たら普通は怒られるだろう。
何するでもなく徘徊する老人が増えた。
かと言って俺らとは話が合わない。
大抵、昔はねと昔話が始まるのだが、面白い話など聞いたことがないね・・・。
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