#再び雪が降った夜、ジーサンが奇行を始めた!
昨晩も夜勤でして、数人が作業所で働いていたのですよ。
寒さはさほどではなく、仕事は順調に進んでいました。
雲はあるけど月が綺麗で、こんな夜も良いものだなと感動すら憶える夜でした。
冬の夜勤は辛いですが、このような体験はこんな状況でないと叶いません。
いい歳の男が、寒い夜中に月なんて眺めていたら、
気がふれたものと思われるのに違いない・・・
皆、一言も発さず、
粛々と作業は進んでいたのだけどね・・・
急に雲が流れてきて、天気が急変!
雪が振り出しました。
天気予報はずれてんぞ!
なんてジーサンが喚きだしました。
どうも寒さが堪えていたようです。
タバコを吹かしだし、タバコが止められないと言うのです。
ああ、末期だね・・・
小便と行って出かければ、我慢が出来なかったのか?
近場の野外で済ます始末・・・
「ジーサン、帰れば?」
なんて言っても聞きやしないのです。
仲間にどうしようかと耳打ちすると、
「あのひと言うことを聞かないからね・・・」
などと諦め顔。
なんかあったら警察呼ぼう。
おめえの携帯電話で呼んでくれないか?
なんて言いましたが・・・
一度も警察や救急車を呼んだことのない人は、
緊急時に自分で連絡できないものなのだよね。
こいつが自宅で倒れたとき、奥さんに救急車を呼んでくれと言ったのだけど・・・
「怖くて、あたし出来ない」
なんて言われたそうなのだよ。
しばらくして体調が回復したから良かったけれど、
そうでなかったら自分は死んでたなあとか言ってたっけね。
そんな経験をしたヤツでも、
自分も連絡はしたくないと言うのですよ。
なんだろうね・・・
俺は、もう何度も警察も消防も連絡した経験があるんで、
臆することはありませんよ!
ジーサンが倒れたら、消防でも呼んでやろう。
ジーサンの家に電話かけても誰も電話に出ないからね・・・
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